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concept

実際にあった架空の話

東京の自宅からニューヨークまで自転車に乗って二時間でいけた。

ブーツに足を入れるとスライムみたいに柔らかかった。

自分の機嫌に合わせてリボンのバレッタも喜怒哀楽を示すようになった。

夢はいつも違和感に満ちたパラレルワールドに手招きをする。

一夜のトリップを当たり前のように過ごし、

翌朝現実に帰ってきたわたし達は反芻すればするほど消化不良に陥っていく。



それは UFO やモンスターに遭遇したとか青空が燃えていたとか、壮大な夢ではない。

普段身につけているアイテムが奇妙に形を変えて、夢の中の現実に馴染んでいる。

得体の知れない恐怖は時に人間の好奇心を突いてくる。

その鮮明かつ曖昧な記憶をデザインに昇華し、

目を引く異様なユーモアディティールは、納得と錯覚を交互に引き起こす。



ディレクター・デザイナーは、DJ としても活躍する PELI。



幽霊や宇宙人、ヴォイニッチ手稿や予知夢。

娯楽の度を越えた信憑性の高さは世界を沸かせ、しかし確証を突き詰めることは永遠にできない。



“ 実際にあった架空の話 ” に魅了され続けている PELI は、その浪漫を体現するようにデザインへ悪戯を仕掛け、 唯一無二の個の魅力を底から引き出す “ 違和感がほのめくレディトゥウェア ” を提案する。 ベーシックなアイテムを奇妙に変形させて、当たり前のように “ 現実 ” に馴染ませる。

一見シンプルな装いかと思いきや、滲み出る風変わりな性質は

記憶の隅に微かに残る不可解として、やがて強烈な興味に変わっていく。



オカルトブームの幼少期から時の経過と共に剥がれ落ちたものと揺らがないもの。

パンクカルチャーの反骨精神と、クラシックバレエの優雅でしなやかな気品。
虚構と現実。テクノとクラシック音楽。フェミニンとマニッシュ。
PELI の中にはいつも辻褄の合わない美しさが共存している。

STORY

ディレクター・デザイナー、そしてDJとしても活躍するPELI。これまでは自己表現を熱心に外に向けていましたが、40代になった今、その熱量のベクトルが自分に向けられるようになり、奇抜で尖った発想が奇妙で脱力感のあるアイディアに形を変えました。
POOLDEではPELI の根底にある“ 悪戯心 ”“ オカルト ”“ 相反する浪漫 ”の要素はそのままに、彼女が今本当に身につけたいアイテムを展開していきます。